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心理教育について

「自分らしい生活を送ってもらいたい」思いで、心理教育のプログラムを行っています。

心理教育プログラム
ippo とは

皆さんに正しい知識や情報を心理面への十分な配慮をしながら伝え、
病気のことを自身で理解していただき、病気に向き合いながら、
「自分らしい生活を送ってもらいたい」思いで、心理教育のプログラムを行っています。
院外の心理教育研修プログラムを受講した作業療法士・看護師・精神保健福祉士の多職種でお手伝いをしていきます。
みなさんと一緒に一歩・一歩、歩んでいければ・・・
という思いを込めて・・・プログラムの名前を『ippo(一歩)』としました。

心理教育とは

「精神障害やエイズなど受容しにくい問題を持つ人たちに、
正しい知識や情報を心理面への十分な配慮をしながら伝え、
病気や障害の結果もたらされる諸問題 ・諸困難に対する対処法を習得してもらう事によって、
主体的に療養生活を営めるように援助する方法」と定義されています。
当事者の方々に症状や原因、薬物治療、対処方法、社会資源などの知識を提供することで、
病気に対する理解を深め、主体的に治療に前向きに取り組んでいくための援助を行っていきます。

和ホスピタルがみなさんと一緒に歩む一歩

  • 病気や治療を知るための“一歩”

    皆さまご自身が病気を正しく理解することは症状の安定や回復に役立つことがわかっています。
    病気について、よくわからなかったり、何となくわかっていてもまだ知りたいことがあったりすることと思います。
    和ホスピタルの心理教育プログラムでは、一人で学ぶのではなく、同じ悩みを抱える仲間や専門家とともに、
    病気の仕組みや経過、薬の作用・副作用、地域資源など回復に役立つ様々な情報を共有し合う場でもあります。

  • 家族のための“一歩”

    病気を正しく理解するのは本人だけではなく家族の方にも必要なことだと考えています。
    特に精神的な病気は目に見えることがなく、理解や認識が非常に難しい問題です。
    ご家族の方に正しい知識と理解を持っていただくことで
    本人と症状に対しての接し方を身につけ、治療への一歩へと繋げていきます。
    また、「家族の方が抱きやすい偏見」、「家族の方も感じる孤立感・将来への不安感」についてのケアや予防にもなります。

  • 仲間を知るための“一歩”

    病気に対する不安やお薬に対する不安など、誰にも相談できず、
    一人で悩んでいる方が多いようです。
    和ホスピタルの心理教育プログラムでは同じような体験をした方々が集まり、
    他では言えない不安や悩みを語り、分かち合ったり、対処の方法を学ぶことも目的としています。
    これまで、一人で抱え込んできた思いを話してみませんか?

  • 症状や不安と向き合うための“一歩”

    和ホスピタルの心理教育プログラムは、ただ病気や治療のことを勉強するだけの場ではありません。
    症状がわき起ってきたときや不安になったときに対処する方法を学ぶことも目的に行うものです。
    皆さまが望んでいる将来の現実にきっと役立つものになると思います。

  • 自分らしい生活を送ってもらうための“一歩”

    和ホスピタルの心理教育プログラムは、全てこの理念の基に実施されています。
    心の病気となり不安定となってしまった自分自身を、自分のペースで正しい知識と理解を身に付け、
    「自分らしさ」を再確認し日々の生活を送って頂けるよう援助させていだきます。
    当院では、心理教育研修プログラムを受講した
    作業療法士・看護師・精神保健福祉士など多職種でお手伝いをしており、
    職員たちは皆、専門的な知識を持っているからといって決して上から目線などではなく、
    共に一歩ずつ歩んでいく仲間として接していくことを心がけていますのでご安心下さい。